地域活性プログラム



   

「地域を活性化する」。文言から受け取る印象は、何か堅苦しい。言葉を変えてみよう。
“まちづくり” “地域を元気にする” “地域をもっと心地よい居場所にする”。つまりはそういうことです。


地域活性の授業では、都市と農山村、二つの異なるフィールドを主な活動地とし、各地域で生きる人々の息遣いに触れ、繋がりを作っていくことで、住民と私達、お互いの顔に自然と笑顔がこぼれるような交流をしていきます。
具体的には、宇都宮市内のコミュニティカフェでの運営の補助や地域活性化に取り組んでいる団体への訪問・体験、ボランティア活動への参加を行います。そして、最終的には皆で”地域を元気にするイベント”を企画から実行まで行います。
まちづくりは人づくり。まちづくりの現場で頑張っている人、そこに関わる人々の表情・生き方・価値観・生き甲斐・様々な想いを肌で感じ、動けば変わることを実感できる授業です。
たった一つの出会いが、生き方を変えるきっかけになります。「こんな風だったらおもしろい」という想いを、少しづつ形にしましょう。

主な授業内容

* 地域活性とは* 想いをかたちに* 地域資源の循環* 発信源はオリオン通り
* カフェ初、地域との絆* 三依プロジェクト* チームビルディング* その他

2012年2月9日 美しい土の里から ~ 地域資源の循環

今期最後となる地域活性プログラムは、この時期の恒例となっている茂木町での落ち葉さらいです。

毎回お世話になっている田村幸夫さんに、講師として参加していただきました。
テーマは、地域資源循環や里山と人との関わりについてです。

午前中は茂木町の堆肥センター「美土里館」の見学。
ここは、町内の酪農家さんから出る糞尿や家庭から出る生ゴミ、
間伐材、山林の落ち葉などを集めて、堆肥化する施設です。

最近は、植物性の廃油からバイオディーゼル燃料を生成したり、
竹チップの有効活用などにも取り組んだりするなど、活動範囲をひろげているようです。

落ち葉や生ゴミから堆肥ができる流れを見学し、微生物の働きに学生も驚いていました。



こうしてできあがった堆肥で作った野菜は、「美土里やさい」という名で、
「道の駅もてぎ」などで販売されています。
田村さん曰く、「この堆肥でつくったピーマンはエグみも苦さもなく、子供でも食べやすい」そうです。



午後は田村さんのお話からスタート。
里山の役割や多様な生態系、茂木町の資源循環の取り組みについてお話をうかがいました。



その後は、早速実践。
田村さん所有の山林で落ち葉さらいです。

集めた落ち葉を美土里館へもっていくと、その落ち葉を1袋(約20kg)400円で買い取りしてくれ、堆肥化に利用します。
この落ち葉さらいが、茂木町の資源循環の一部なのです。
落ち葉を集めるという行為が様々な効果をもたらします。
(荒れた山がきれいになる、冬の時期の町民の収入源となる、身体を動かし健康になる、
良質の堆肥になる、安全な美味しい野菜を作れるなど)



今回の目標は15袋。制限時間は1時間30分です。
熊手で落ち葉を集めて、袋に詰める。この繰り返し。
ある程度袋に詰まったら、足で踏んで落ち葉を踏み固めていきます。

落ち葉はひとつひとつが物凄く軽いので、20kgとなるとかなりの量です。
みんなのがんばりが実り、落ち葉に覆われていた茶色の地面が姿を見せ、
ランの花の芽が3箇所顔を出しました。

計15袋の落ち葉の量!!



みんな疲れた様子でしたが、楽しく作業を終えることができました。
循環の一部を体験することで、自然のサイクルや人の役割や行動することについて
新たな発見があったようです。

田村さん、貴重な機会やお話どうもありがとうございました。
お昼ではお味噌汁や田村さんが育てたキウイなどもご馳走になり、とても美味しかったです。

季節が変われば、また新しい表情を見せてくれる茂木町。
瑞々しい新緑の初夏や黄金色に輝く秋もとってもオススメです。
またみんなで訪れたいと思います。

2011年12月15日 地域再発見☆ ~映画ロケ地めぐり~

今期初の地域活性プログラムは、映画のロケ地をめぐることで、地域の魅力を再発見しよう!という主旨です。

本日のゲストは、栃木県フィルムコミッション(栃木県産業労働観光部観光交流課)の慶野さんです。
栃木県フィルムコミッション(以下、栃木FC)は、栃木県内での映画、テレビ、CMなどのロケーション撮影がスムーズに行えるよう地域の情報提供や施設・道路等の使用手続きなどを支援する窓口です。
栃木県内で行われるロケーション撮影を通じて、映像関係者の方をはじめ、多くの方々に栃木県の魅力を知っていただくことを目標に活動されています。



ビデオを使いながら、具体的にどういった活動をしているか、ロケの実態や裏話などを交え説明してくださいました。
栃木県内のいたる所で、実に様々な映画やドラマなどが撮られているそうです。

また仕事のやりがいや楽しさなど、働く一社会人としての想いなども聞かせてくださいました。
とてもわかりやすい説明で、みんな栃木の魅力について改めて感じるきっかけになったようです。

栃木県FCについての詳細や、栃木県で取られている映画やドラマについて知りたい方は、以下のサイトへアクセスください。
http://www.tochigi-film.jp/index.php

慶野さん、貴重なお話どうもありがとうございました。



その後は、宇都宮中心部周辺で撮影された映画を鑑賞し、実際にロケが行われた場所を探すというゲームを行いました。

鑑賞した映画は、以下の5作品。

 「ゴースト もう一度抱きしめたい」
 「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」
 「キャプテン」
 「椿山課長の七日間」
 「秒速5センチメートル」 



特に「椿山課長の七日間」については、私たちの教室があるビルの目の前が登場するなど、みんな映像に釘付けでした。
知っている場所が写っていることが、少し誇らしくもあります。

映像を通してみる私たちの地域は、また違った一面をみせてくれます。
視点を変えることで見えてくることがあります。
普段何気なく通る道、訪れる場所。
実はそこにはたくさんの魅力が溢れています。

自分が住む地域に興味を持つきっかけになってもらえたらと思います。

次回の地域活性プログラムは、来年の2月に開催予定です。