ワークカレッジの新聞記事1


学校に行かず、仕事に就かず、就職活動もしていない人向けの「とちぎユースワークカレッジ」が10月、宇都宮市内で開校する。最近のニュースと自分の生活のかかわりを考えたり、パソコン実習をしたりする「社会教養」や、クラスメートと話し合いながら自身を見つめ直す「クラス運営」のカリキュラムを通じて社会参加の意欲を育てる。
運営するのは、岩井俊宗さんと塚本竜也さんが共同代表を務め、若者の社会参加や就労支援などに取り組むNPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク。この事業のため、県のふるさと雇用再生特別基金から09年度、約2540万円助成を受けた。
ユースワークカレッジのカリキュラムは必修科目が「社会教養」と「クラス運営」で、選択科目には「環境」「農業」「地域活性」がある。社会教養でニュースを取り上げるのは、社会と離れた生活をしていた人が、会話などに困らないようにするのも狙いだ。クラス運営では、様々なテーマを設けてクラスメートと話し合い、他人との関係を深めてもらう。選択科目では、耕作放棄地で作物を育て、収穫や調理まで体験したり、地域おこしのイベントをクラスメートと企画・運営したりする。
宇都宮大の教授や中学校の元教諭らが講師を務め、同市宮園町の松島ビル4階に開設する。
対象は15歳以上39歳未満の就学・就労をしていない人。初年度の募集は20人で、来年度から増員するという。入学金が1万円で、授業料は月額約2万円。
卒業は3月の予定で、就労意欲が高まればキャリア・カウンセラーが相談にのる。
県労働政策課によると、県内の「若年無業者」は07年度の推計で8100人(15~34歳)おり、年長者の数が増えているという。
同NPO事務局長の横松陽子さんは「ニートの若者はどこにも所属することなく孤立してしまい、長い間そこから抜け出せない場合が多い。『学校』という居場所で興味のあることを見つけたり、自信をつけて社会に出たりする一歩になれば」と話す。
入学の申し込みや問い合わせは同カレッジ(028・638・5502)へ。